ダーレン・ケーヒル
ピーターの教え子であり、レイトン・ヒューイットの遠征中のコーチ。
ピーター・スミスのコーチング・システム
すばらしい技術を養う
ピーターのコーチング・システムを通り抜けたものは、皆、そろってすばらしい技術を擁している、といっていい。
そしてより重要なことは、ピーターは、優れた技術と、選手たちに自分独自のやり方を見つけさせる、ということの違いを理解する能力を持っている。皆に、それぞれ違ったフォアハンド、バックハンドの打ち方があり、ピーターはいつも、正しいやり方を教える一方で、彼らが(正統派と)少し違ったやり方をするのをやめさせようとはしない。
ハードワークの哲学
それは、コーチの観点としてとても重要なことだと僕は思う。ピーターと共にコートに出たときにはいつも、可能な限りハードに働き、自分はある目的のためにコートの上にいるのだと知っていた。
その目的とは、より優れたテニス・プレーヤーになることだ。そして彼は常に、すばらしいハードワークの哲学を持っていた。
ピーター・スミスと共に、レイトン・ヒューイットを指導
レイトンは技術
レイトン・ヒューイットのキャリアの初期に、僕はある期間、ピーターと手を取り合って一緒に働く機会を得た。
ピーターがやってきたことは、何一つケチのつけようがなかったよ。レイトンは技術的にすばらしかったし、直感的洞察力を持ち、非常なハードワーカーだった。レイトンのような人物がどんなだかは、ご存知だろう。
こういった能力の多くは、ピーター・スミスによって教え込まれたものだったんだ。そのようなレイトン・ヒューイットをゆだねられたおかげで、僕の仕事は、彼のテニスに多くの欠陥があったような場合と比べてずっと容易なものになった。
レイトン・ヒューイットをコーチ
コートで何時間を過ごそうと問題ではなかったよ。2、3、4時間コート上にいようが、彼はいつも、この上なくハードに努力することをいとわなかった。そういう姿勢は10-12歳のときに受けた訓練の賜物であり、それはレイトンがピーターと非常なハードワークを積んでいた年月だったんだ。
技術的に、彼は非常にしっかりしたものを持っており、彼のテニスには悪いところはまったくなかった。彼は小柄だったので、言うまでもなくサーブを向上させることが大きな課題だったが、彼のプレー自体はかなり完成されており、私の仕事は、ただ彼にトーナメントで戦うためのテニスを教えること、世界のベスト・プレーヤー相手に力を発揮できるプレーを身につけさせるよう彼を指導することだった。
技術的な点、洞察力、またハードワークの精神という視点から見て、ピーターはすばらしい仕事をやってのけた。
ピーター・スミス、ATPツアーでレイトンをコーチ
ああ、彼は僕に助けの手を差し伸べてくれた。というのも2001年に、僕の最初の息子が生まれようとしていたからなんだ。だから僕は3月には家に留まり、ピーターが仕事を引き継いでくれて、彼はレイトンと共にアメリカに行ってすばらしい成功を収めた。
レイトンは、インディアンウェルズとマイアミで準決勝に進出した、と記憶している。そしてそこで、すばらしい仕事をやってのけた。レイトンは、ピーターが彼と過ごした時間について、激賞していたよ。少年期の選手を教えることから、トップ10に足場を固めた選手と共に働くということに移行するのは、容易ではない。
でもピーターは、その役を引き受け・・・私が仕事を取り戻したのはラッキーだった、とでも言っておこうか。彼はすばらしい仕事をし、だから、こんにちのようなレベルの高いコーチングの役を担うようになっても、彼はまったく問題を抱えることはなかった。彼とはそういう人物なんだ。彼はそのチャレンジに挑み、必ず成功を収めてきた。
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