伊藤雅充(日本体育大学准教授)
息子さんとともに1年間アデレードにいらせいていた伊藤雅充(日本体育大学准教授)さん
伊藤雅充さんからいただいたメッセージ
私は、2006年から2007年にかけての1年間オーストラリア・アデレードにて研修を行った際、ピーター・スミス・テニスアカデミーでフィットネストレーナーとして活動していました。
また当時9歳であった私の息子がピーターの指導を受けていた経験より、ピーター・スミスとルーク・スミスを講習会の講師として推薦させていただきます。
ピーターのコーチング
ピーターのコーチングはひとことで表現するならば「基本の徹底」であると思います。
現在の日本人プレーヤーの体格はトッププロとして活躍している諸外国のプレーヤーに比べて小柄であることは周知の事実です。このような現実を鑑みればより正確な基本テクニックを身につけることが最重要課題でしょうが、ピーターはテニスの基本を伝えるのに最適な指導者であると考えられます。
また、一般プレーヤーにとっても正確なテクニックを身につけることは非常に重要であることはいうまでもありません。レクリエーションプレーヤーからトッププロまでを自身で指導するピーターは、わずかな「基本」のズレを見逃さず、対象者にあわせた方法で的確に指導します。
科学的な観点からも理にかなっている
私の学問専門領域はスポーツ・バイオメカニクス、トレーニング、コーチングですが、ピーターの指導理論を聞いたり指導現場に立ち会ったとき、彼の指摘している内容が科学的な観点からも理にかなっていることに驚かされます。
ルーク・スミスという世界一流
また、彼のデモンストレーションが基本に忠実で、かつ非常に高水準であることも彼の魅力といえるでしょう。そして、ピーターの指導理論を具現化したのがルークであり、ルークの実績がピーターの指導理論・実践の水準の高さを証明していると思います。残念ながら事故や病気等でプレーヤーとして活躍することは断念せざるを得ませんでしたが、ルークのデモンストレーションは世界一流であることは間違いないでしょう。
アデレードでの生活・息子の年齢
アデレードでの生活ですが、日本の異常なまでの便利さに比べると「不便」な面はたくさんありますが、慣れてしまえば特に問題は感じません。
息子が9歳~10歳という時期にアデレードで生活できたことは彼の将来にとって非常に良かったと感じています。アデレードには日本人学校がなく、現地の小学校に通いました。幸い友人にも恵まれ、すぐにうちとけることができ、英会話能力もみるみる上達しました。子どもの吸収力には本当に驚かされます。
ジュニアトーナメント
アデレードで開催されるジュニアトーナメントは、リバウンドエースコートやクレーコート、そして天然芝コートでの大会と、それぞれ特徴的なサーフェスでの試合が経験できました。
アデレードの子どもたちのプレーマナーは非常に好感が持てるもので、勝っても負けても非常に気持ちの良い試合ができたと思います。皆、心からテニスの試合を楽しんでいるなと感じました。
トーナメントはスクールホリデー期間中に限られていますが、それ以外に夏と冬にはシニア、ジュニアのクラブ対抗コンペティションが開催され、毎週リーグ戦が行われます。
シニア、ジュニアコンペともにレベル別にいくつものグループで試合を楽しむことができ、1チーム4名でダブルス2試合、シングルス4試合の結果でチームの勝ち負けを競います。毎週、ダブルスの試合ができるというのも良い経験でした。
今でもピーターに教わったことを意識
テニスのレッスンは基本的にプライベートで行っていました。最初こそ言葉の問題もあり大谷さんや私のサポートが必要でしたが、すぐにピーターと2人きりでのレッスンになりました。
息子は今でもピーターに教わったことを意識しながら練習をしています。とにかくピーターが大好きなようで、チャンスがあればまたピーターのところに行きたいと言っています。
アデレードで過ごした1年間はテニスばかりでなく、その他の経験も含め、息子の将来に大きなプラスの影響を与えてくれるはずだと信じて疑いません。
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